いつ復習すると覚えられる?
「受験勉強をもっと楽に!」で「エビングハウスの忘却曲線」というものを説明しました。 要するに覚えたことは、1日後には74%も忘れてしまいます。 忘れることはどうしようもありませんが、1日後に復習すると、長期記憶として残りやすいことが分かっています。 つまり、やりっぱなしではなく、1日後に必ず復習してから次のことを覚えることが大切です。
復習はここまで。 本題です。
岡本 浩一著「最強の英語上達法 (PHP新書) 」に復習のタイミングに関する記載があり、公害防止管理者試験の受験勉強に応用できると思ったため、ご紹介します。 なお、岡本 浩一さんは心理学者です。 記憶のメカニズムに関して精通しており、また同著「上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書) 」では、上級者について詳細に述べられており、将棋、囲碁、野球、サッカー、ゴルフ、テニス・・・で上級者を目指したい方にはおすすめの1冊です。
さて、復習のタイミングですが、2日後と6日後がよいと書かれています。 つまり、次のようになります。
(1日目) 1日目の受験勉強
(2日目) 2日目の受験勉強
(3日目) 3日目の受験勉強 + 1日目の復習
(4日目) 4日目の受験勉強 + 2日目の復習
(5日目) 5日目の受験勉強 + 3日目の復習
(6日目) 6日目の受験勉強 + 4日目の復習
(7日目) 7日目の受験勉強 + 5日目の復習 + 1日目の復習
(8日目) 8日目の受験勉強 + 6日目の復習 + 2日目の復習
・・・・・
【まとめ】
・ 2日前と6日前の復習をやる。
・ 覚えられないところに時間をかけすぎない。 あとで覚えればよいと割り切る。
・ 日にちの区切りが分かるように、問題集に線を引くなどの印を付けておく。
「こんなやり方をしていたら大変だ!」と思いましたが、「最強の英語上達法 (PHP新書)」こは、「今日覚えても3日後には忘れる。 すべて覚えるまで次に進まないというやり方は効率が悪く長続きしない。 3日目くらいでできないものには印をつけておくなどすればよい。」ということが書かれていました。 確かに、このように考えると、覚えられないところにこだわらずに、短時間で勉強できますし、長続きもします。
管理人は、公害防止管理者試験に合格後にこの方法を知りました。 そこで、この方法で英単語の記憶にチャレンジしましたが、長続きしませんでした。 また、大きな成果も得られませんでした。
何事もやってみることが大切だと思います。 管理人にはこの方法よりも「受験勉強をもっと楽に!」で紹介した方法の方が役に立ちました。
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